新潟県などで「ごちそう回転寿し栄助」を展開する(株)創栄が事業を停止、事後処理を弁護士一任

 (株)創栄(TSR企業コード:200187368、法人番号:2110001012717、新発田市中央町3-5-19、設立昭和55年7月、資本金5000万円、遠藤一成社長)は1月15日、事業を停止し、事後処理を中村崇弁護士ほか2名(弁護士法人ユナイテッド法律事務所、新潟市中央区花町2069、電話025-211-4777)に一任した。
 負債総額は約8億円。

 「ごちそう回転寿し栄助」の店名で、地元の新鮮な素材を生かした回転寿司店を経営。新潟県をはじめ山形県ほか近隣県において、ピーク時の平成14年10月期には35店を出店し、約43億9000万円の売上高を計上していた。しかし、各地に大手回転寿司チェーンの出店が相次ぐなか、やや高めの価格設定であったこともあり競争は激しさを増し、業績は下降線をたどっていた。
 不採算店の閉鎖を実施しながら改善を進めていたものの、業績回復はなかなか進まず、近年では店舗数を14店舗にまで減少し、売上も縮小。これまでの業績低迷から財務内容も悪化し、金融機関から返済猶予等の支援を受けていたが、これらも限界に達し今回の措置となった。

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