ヤンキースがブルペン補強 オッタビーノと3年契約へ

日本時間1月18日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシとマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ヤンキースはフリーエージェントのリリーフ右腕、アダム・オッタビーノと3年2700万ドルで契約合意に至ったようだ。ニューヨーク出身のオッタビーノにとっては、生まれ故郷の球団との契約となり、アロルディス・チャップマン、デリン・ベタンセス、ザック・ブリットンらとともにメジャー有数の強力ブルペンを形成することになった。

現在33歳のオッタビーノは、ロッキーズのブルペンの一角として2013年に51試合で防御率2.64、2014年に75試合で防御率3.60、2016年に34試合で防御率2.67をマークするなどまずまずの成績を残していたが、2017年は63試合で防御率5.06と大乱調。しかし、それを受けて投球フォームの微調整に取り組み、昨季は自己最多タイの75試合に登板して34ホールド、防御率2.43をマークする大活躍を見せた。切れ味抜群のスライダーを武器に77回2/3で112三振を奪い、奪三振率12.98、被打率.158と素晴らしい成績をマーク。112奪三振はブリュワーズのジョシュ・ヘイダー(143奪三振)に次いでナ・リーグのリリーバーで2位の数字だった。

ヤンキースは強力ブルペンの一角を担っていたデービッド・ロバートソンがフリーエージェントとなってフィリーズと2年契約を結び、その穴が空席となっていた。オッタビーノにはロバートソンの穴を埋める活躍が期待される。また、ヤンキースは今オフ、トロイ・トゥロウィツキー、DJレメイヒューとロッキーズ出身の選手を獲得しており、オッタビーノはヤンキースで再び彼らとともにプレイすることになる。

トゥロウィツキー、レメイヒュー、オッタビーノのほか、CCサバシア、J.A.ハップ、ジェームス・パクストンらを獲得した今オフのヤンキース。マニー・マチャド争奪戦からは撤退することが濃厚となっており、今オフの大きな動きはこれで一段落となるかもしれない。

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