【MLB】マチャド代理人が異例の“抗議” WソックスとのFA交渉報道は「完全なる誤報」

去就が注目されるマニー・マチャド【写真:Getty Images】

「情報操作をして交渉に影響を与えようとしている」と憤慨

 今オフFA市場における目玉選手の1人、マニー・マチャド内野手(ドジャースFA)の代理人を務めるダン・ロザーノ氏が17日(日本時間18日)、過熱報道に対して異例の“抗議”を行った。MLB公式サイトのマーク・ファインサンド記者が自身のツイッターで伝えている。

 1月半ばを過ぎて、マチャドを巡るFA交渉に関する報道合戦が活発化している。現在26歳で球界屈指のスター選手へと成長したマチャドは、打撃はもちろん遊撃と三塁の守備にも定評がある。同じくFAで26歳のブライス・ハーパー外野手(ナショナルズFA)とともに10年3億ドル(約327億3600万円)を超える大型契約を手に入れるのではないかと予想されていたが、ここへ来て契約は下方修正されているという報道が相次いでいた。16日(同17日)には米全国紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者と、米スポーツ専門局「ESPN」のバスター・オルニー記者が揃って、ホワイトソックスがマチャドに7年1億7500万ドル(約190億9600万円)のオファーを出したとリポート。これに対し、代理人のロザーノ氏が沈黙を破った。

 ロザーノ氏は両記者に対する敬意を示しながらも「マニー・マチャドに関する最近の報道は不正確で見境がない。彼らの情報源が、交渉に影響を与える目的で世論を巻き込み、図々しく労使協定違反を犯しているのか、別な理由から真っ赤な嘘を伝えているのか分からない。だが、マニーに対するホワイトソックスの関心レベルを伝えるリポートは完全なる誤報であることこそが真実だ」と声明を発表したという。

 さらに、世間の関心がマチャドやハーパーの契約に向けられていることに理解を示したが、今オフの報道は全体的に情報操作をされたものばかりで「それを見過ごすことはできない」と主張。異例の“抗議”を行った理由を明かしている。

 思わぬ場外戦が起きた今オフのFA交渉だが、はたしてマチャドを巡る報道は本当に間違っているのだろうか。真実は、マチャドが移籍先を決めた時に明らかになりそうだ。(Full-Count編集部)

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