中盤よりCBの方がいい!? リヴァプールの”便利屋MF”に絶賛の声

リヴァプールのファビーニョ photo/Getty Images

今季のリヴァプールは本当に驚くほど補強がヒットしている。GKアリソン・ベッカー、DFフィルジル・ファン・ダイクの大ヒットはもちろんだが、ストーク・シティから安価で引き抜いたMFジェルダン・シャキリも貴重なオプションになった。そして、ここ最近急激に評価を高めたのがモナコからやってきたMFファビーニョだ。

中盤の底でのプレイはもちろんだが、前節ブライトン戦では負傷者が続出したためセンターバックで先発。不慣れなポジションではあったが、ファビーニョは安定したパフォーマンスで1-0の勝利に貢献している。

英『BBC Sport』によると、解説を務めるガース・クルックス氏はボランチよりセンターバックでのパフォーマンスの方が良いと感じたとまで絶賛しているのだ。

「ブラジルの用心棒は中盤よりセンターバックの方が良く見えたね。ブライトンがチャンスを作っても、ファビーニョが消してしまう。試合を通して彼のポジショニングは印象的だったよ。このようなパフォーマンスならデヤン・ロウレンは新天地を探し始めないといけないかもね」

ロヴレンはセンターバックを本職とする選手だが、ロヴレンよりファビーニョの方が信頼できるのではとの考えも同氏にはあるようだ。センターバックでもファビーニョが戦力になると分かったのは大きすぎる収穫だ。

英『Liverpool Echo』もジョーダン・ヘンダーソンやジェイムズ・ミルナーら他のMF陣とは違う高さやパワー、タックルをチームにプラスできる存在とファビーニョを絶賛しており、今季リーグ戦でファビーニョが先発した9試合の成績は23得点4失点と抜群の安定感を誇っている。チーム全体で1敗しかしていないため成績が安定しているのは当然だが、それでもファビーニョのパフォーマンスは印象的だ。

これだけ補強がヒットしたとなれば、リヴァプールが首位を走るのも納得だ。これでも悲願のリーグ制覇を達成できなければサポーターのショックは相当なものだろう。

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