NHK総合で1月19日スタートの連続ドラマ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」（土曜午後11：30）の試写会が行われ、主演の石橋菜津美、共演の土村芳、瀧内公美、大東駿介、渡辺大知が出席した。主人公のライター・小池みずほ役の石橋は「ゾンビ役の皆さんのメークがリアルで怖いんです。しかも、見慣れてくると、街で普通にゆっくり歩いている人までゾンビに見えてくるんです。日常にまでゾンビが根付いてしまいました」と苦笑いでゾンビ漬けの日々を送っていることを明かした。
ドラマは、ある地方都市で大量発生したゾンビに、みずほと君島柚木（土村）、近藤美佐江（瀧内）のアラサー女子3人組とその仲間たちが立ち向かうストーリー。戦いの渦中で彼女たちの隠されていた欲望がいびつな形で吹き出し、現代社会の諸問題をあぶり出す社会派ブラックコメディーとして描く。脚本は櫻井智也氏が担当する。
ゾンビになってしまうみずほの夫・智明役の大東は「自我が失われ、自分が自分でなくなってしまうことに向き合わされた新しいゾンビものです。NHKがゾンビものをやるのはブームだからじゃない」とゾンビをテーマとした異色作をアピールし、「主人公たちはゾンビと一緒に暮らすことになるのですが、ゾンビと一緒にいたら臭いはずだから、消臭剤を置いた方がリアルな感じになるのではなど意見を出した。日常生活にゾンビがいたらと考えるアプローチがたまらなく楽しかった」とノリノリで撮影に臨んだことを告白。
同じくゾンビ化してしまうコンビニ店員・神田くん役の渡辺も「毎回笑えて、グッときて。ただのゾンビものに収まらない人情あふれるお話になっています。最終話の脚本を読んだ時には切なくて泣いてしまった」と振り返り、「僕は序盤でゾンビになってしまうので、2話以降はセリフがないんです。でも、しぶとくみんなと一緒に生活します。それが、ちょっとリアルに感じられる絶妙なところを突いています」と見どころを訴えていた。
