電子マネー3600万円相当だまし取られる 二宮町の男性

 二宮町の60代の自営業男性が17日、インターネット事業者の社員を名乗る男らから計3600万円相当の電子マネーをだまし取られた、と大磯署に届け出た。署は架空請求詐欺事件として調べている。

 署によると、昨年11月28日、男性に「通販サイトの料金未払いがある」とメールが届いた。男性が記載の連絡先に電話すると、実在するインターネット事業者の社員を名乗る男から「有料会員の登録解除に数万円かかる」とうその請求をされた。その後も「あなたのIPアドレス(ネット上の住所)が悪用され会社が倒産しそうだ」などと連絡が続いた。

 男性は約1カ月にわたり、のべ140店舗で電子マネーを購入、プリペイド式カードの番号を男らに伝えて利用権をだまし取られたという。知人に相談して架空請求に気付いた。

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