<レスリング>2012年ロンドン・オリンピック銀メダリストがドーピング違反でメダルはく奪

ロンドン・オリンピック決勝で闘うダビッド・モズマナシビリ(当時ジョージア)

 国際オリンピック委員会(IOC)は1月17日、ホームページで2012年ロンドン・オリンピックの男子フリースタイル120kg級で銀メダルを取ったダビッド・モズマナシビリ(ジョージア=現ウズベキスタン)にドーピング違反が見つかり、メダルをはく奪することを発表した。禁止物質である筋肉増強剤(デヒドロクロルメチルテストステロン)が検出されたという。

 同選手は2017年にウズベキスタンに国籍変更。同年のアジア・インドア&マーシャルアーツ大会(トルクメニスタン)や2018年のアジア選手権(キルギス)で優勝、同年のアジア大会(インドネシア)は3位だった。

 IOCは薬物汚染との闘いに厳しい姿勢を示しており、保存してある検体を最新技術で再検査。逃げ得を許さない活動をしている。

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