「同意なく7本抜歯」と国提訴

強制退去命じられた入管収容者

©一般社団法人共同通信社

大阪入国管理局=大阪市住之江区

 強制退去を命じられ大阪入国管理局に収容中の韓国人男性(35)が施設外の歯科医院(大阪市住之江区)で2016年に治療を受けた際、同意なく7本以上抜歯され、精神的苦痛を受けたなどとして国と歯科医院に計約1100万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴したことが19日分かった。

 歯科医院は、男性は同意しており口内の状態が悪化していて抜歯しなければ命の危険もあったと反論している。提訴は昨年12月28日付。

 法務省は「訴訟にかかわるため回答を差し控える」とした。

 入管収容者に十分な医療が提供されていないと指摘される中、国に加え外部医療機関の在り方も問われる訴訟となった。