NHK『チコちゃんに叱られる!』が嘘の内容を放送? 「ボーッと制作してんじゃねーよ!」と総ツッコミ

『チコちゃんに叱られる!』公式サイトより

決め台詞である「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が2018年度の流行語大賞にもノミネートされたNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」。
普段何気なくボーっと見過ごしてしまいがちな疑問を、マスコットキャラクターであるチコちゃんが出演者にぶつけ紐解いていくという趣旨の番組だが、2019年は早くもその番組内容が騒動を巻き起こすことに。

問題視されているのはお正月特番として放送された内容で、たい焼きのルーツは「高級食材である鯛を象った浪花屋の考案品」との紹介があったのだが、近代食文化を研究している人物より、以下のような反論が展開されたのだ。

【まず何が嘘かというと、そもそも、浪花家がたい焼きを発明したという話が嘘。浪花家がたい焼きを発明したという明治42年の6年前、明治36年には(後のツイートで明治39年に訂正)既に、たい焼き屋が存在していました。明治42年の話なのに、大正時代に発明されたはずのリアカーが出てくる。もう10年前に検証されたデマ話を、NHKが正月特番であたかも真実であるかのように放送する。困ったものです。】

また、同氏は番組内でたい焼きの前に流行した「かめ焼き」も浪花屋の考案品と紹介されていたことに関し、これも虚偽であり4代目が突然言い出したことであるという主張や、たい焼きの考案を自称するようになったのも同店3代目からである点などを指摘している。

そもそも何がルーツであり、何が正確な情報なのかわからないものも多く、騒動には寄せられる声も様々。

「諸説ありますって言ってたじゃん」
「諸説ありで逃げ道用意してるなら、寧ろチコちゃんが策士」
「もう諸説ありますモノは放送禁止にしろ」
「諸説あるというならその諸説も紹介すべきだな」
「いや確実にデマなんだよ。デマだと完全証明されてしまってる」
「自分らに都合のいい諸説wとやらをピックアップしてんだろw」
「諸説ありなのにこれが起源とかTVで紹介したらそれがソースになってしまうだろ」
「チコちゃんを叱るって言うスピンオフやれば良い」
「諸説の中でデマと確定してる情報流してもええの?」
「ぼさっと番組作ってんじゃねえよ」
「デマ流しても諸説ありで乗り切れるなら全ての番組の最後に諸説ありと付ければいいな」

今回の番組企画についてというより「諸説あります」とのテロップや予防線の解釈を巡る論争が巻き起こることとなってしまった。

いずれにせよ2019年も注目度の高そうな「チコちゃんに叱られる!」。同様の指摘が諸説出てくるということにならなければ良いのだが。(文◎編集部)

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