江津市の県立高校で今、何が起きているのか?(読んで納得!)

島根県江津市

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夏よりスタートしたこの連載ページでは、校長・教頭からのメッセージをお届けしてきましたが、1月から3月までは、それぞれ1年生・2年生・3年生のこの1年間の成長について、両校の学年主任の先生から現場レポートしていただきます。
生徒一人一人の日常の微妙な変化が手に取るように分かるのが、「小規模校」の強みではないでしょうか。
(統括プロデューサー 江上尚)

■1年生の小さな成長
江津高校には、生徒が提出した課題がクラスごとに返却される「返却棚」が職員室前の廊下にあります。返却された課題をその棚からクラスに持ち帰り、皆に課題を返していく係が返却棚係です。課題が多いと返すのに時間もかかりますし、確実に本人に返さねばならないので責任も伴う、なかなか大変な仕事です。
クラスの中で、最初の頃は係の生徒だけでこの仕事をやっていましたが、いつの間にか、係以外の生徒も自然と手伝うようになっていました。
大変そうな友達を見て皆で手伝うということは当然のことかもしれませんが、「一緒にやろう」「ありがとう」「お願いね」という言葉が自然と出ている様子を見て、とても嬉しくなりました。
周りの状況を的確に見極め、困っている人に自然と寄り添うことができる姿に1年生の成長を感じました。

問合せ:島根県立江津高等学校
【電話】0855-53-0553

■ふるさとの魅力と働きを考える1年生
1年生は、本校の教育魅力化事業「つながる」事業を中心に、地域との連携を通して工業のスペシャリストになるための基礎づくりを行っています。取り組みの一例を紹介します。

▽現場見学(邑南・江津・浜田)
実際に間近で見る現場や施設、職人の方の手際の良い作業に興味津々で、メモをとりながら積極的に質問をしていました。

▽ふるさとの魅力と働きを考える(ワールドカフェ)
本校1、2年生とポリテクカレッジ島根1年生と合同で、地元企業27社の担当者との座談会を行いました。
自分の将来について考え想像し、緊張しながらも企業人の話を熱心に聞いていました。
「つながる」事業で、地域を支える企業・職業人とかかわることにより、1年生の意識に変容がありました。

・住んでいる地元が好き…66人から69人に増加
・地元で働きたい…54人から63人に増加
・地元を元気にしたいと思う…41人から52人に増加
・地元企業のイメージアップ…45人から63人に増加

現在1年生は、次のステージに向かうため、資格・検定試験合格を目指して日々学習に取り組んでいます。

問合せ:島根県立江津工業高等学校
【電話】0855-52-2120

※統括プロデューサーとは、「江津高校・江津工業高校魅力化統括プロデューサー」の略。
今年度から、県立高校で「教育の魅力化事業」を実施しています。