CAオススメ絶景ガイド!「トルコ/パムッカレ」
ここでは世界中を飛び回るCA(客室乗務員)が「行ってよかった!」と思う、人生で一度は行くべき絶景をご紹介いたします。
第12回目はトルコのパムッカレをご紹介いたします!
パムッカレ(トルコ)とは
トルコの西武、デニズリ県と言う地域に広がる石灰華段丘です。
「パムッカレ」とは、トルコ語で「綿の宮殿」と言う意味。大昔は、綿花の一大産地だったそうです。
真っ白な雪のように見える大地は、石灰岩でできています。
地下熱で温められ湧き出た温水の中から炭酸カルシウムが沈殿し、雪のように真っ白になりました。
「パムッカレ」は、世界遺産に登録されている絶景です。
自然が作り上げた絶景と、そこに集まりできあがった古代都市は、人々が作り上げた造形美。
両方を楽しむことができる有数の絶景スポットです。
パムッカレの見どころ1:ヒエラポリス
紀元前2世紀に建設された古代都市、ヒエラポリスです。
「ヒエラポリス」は、「聖なる都市」と言う意味があるそう。
良質な温泉「パムッカレ」の丘の上に、温泉保養地として多くの人々が集まり、都市が形成されました。
2回の大きな地震で今は廃墟となってしまいましたが、古代ローマ時代の後1世紀から2世紀にかけて建造された円形劇場、共同墓地、公衆浴場などの立派な遺跡が残っています。
パムッカレの見どころ2:パムッカレ・テルマル
パムッカレ・テルマルとは、温泉プールのような、天然の炭酸泉の温泉施設です。
透明なお湯の下には、大理石の柱などヒエラポリスの遺跡がそのまま沈んでいます。
もともとは水の神を祭る神殿跡なのですが、そこを温泉プールとして開放しているのには驚きます。
パムッカレの見どころ3:パムッカレの石灰棚
何といっても、自然が作り上げた真っ白な大地「パムッカレ」が一番の見どころ。
高さ200mに渡り、100以上の棚田が連なっています。
現在では景観保護のため、一部立ち入り禁止になり、入浴はできませんが、裸足で石灰棚を歩いたり、温泉に浸かることができます。
できれば一泊して、朝、昼、夕方の景色を堪能してください。
朝日にピンク色に染まる石灰棚、日中真っ青な空を映して青く輝く石灰棚、夕日に染まり赤から紫に移り変わる石灰棚。
時間帯によって、パムッカレは表情を変えていきます。
どれも生涯忘れ難い絶景です。
パムッカレへのアクセス
パムッカレへのアクセスは何通りかあります。
飛行機日本からトルコへは、イスタンブールへ直行便があります。
そこから、パムッカレの拠点となるデニズリ県のチャルダック空港へは、1日に2~3便就航しており、1時間弱で到着です。
空港からデニズリ市内へはシャトルバスやタクシーが便利。
デニズリ市内からパムッカレへは、ミニバス等もありますが、便数が少ないのでタクシーが便利でしょう。
バストルコ国内はバスの旅が充実しています。
イスタンブールから、オトガルと呼ばれる長距離バスでの移動もオススメです。
10~12時間かかりますが、本数が豊富にあり、日本のバスと同じような快適な乗り心地なので、夜行バスでの移動も苦になりません。
トルコ・パムッカレで絶景を堪能
まさにここでしか見ることのできない絶景。
ゆったりとした時の流れに身を任せ、ぜひ非日常な悠久の自然と歴史を堪能されてみては?