フェニックス次世代へ 「県庁」「堀切」 種から苗木

県の木フェニックスを、県内で採取した種から育てている杉本さん=16日午前、宮崎市

 観光宮崎のシンボル復活を-。近年立ち枯れが目立つ県の木フェニックスを守ろうと、宮崎交通OBの杉本繁喜さん(79)=宮崎市月見ケ丘5丁目=は今春、約4年間かけて自宅で栽培した苗木を県などへ寄贈する。苗木は県庁前や同市の堀切峠などの木から採取した種から育てた、いわば県木の由緒正しい「子孫」たち。同社創業者の故岩切章太郎さんが描いた南国宮崎の代表的な景観を次世代へ引き継ごうとしている。

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