冬の移籍市場も佳境を迎えようとしている。ここでは、『squawka』による「1月にプレミアリーグのクラブが狙うべきCFたち」を見てみよう。
セバスティアン・アレル(フランクフルト)
獲得すべきクラブ:ボーンマス、エヴァートン
今季ブレイクしたFWカラム・ウィルソンが引き抜かれる可能性があるボーンマスは代役を見つける必要があるかもしれない。
以前にもプレミアリーグ移籍、チェリーズ行きが噂されたことのあるアレルは最高のオプションになりうる。
エキサイティングなアタッカーである彼はオールラウンドなタイプだ。今季はゴールにアシストにと多大なる貢献を見せている。
ウィルソンを狙っているエヴァートンも他のターゲットの補強に失敗した場合、アレルを獲得候補にすべきだ。
マクシ・ゴメス(セルタ)
獲得すべきクラブ:チェルシー
マウリツィオ・サッリ監督の新システムにおいて、アルバロ・モラタもオリヴィエ・ジルーもいまだに真価を見せられていない。そのためチェルシーは指揮官の哲学にフィットするCFを必要としている。
今季リーガでブレイクしているウルグアイ人FWマクシ・ゴメスはベストな選択になりえる。
彼は今季1試合平均1.9回のファウルを受けている。チェルシーでそれを上回っているのは、エデン・アザール(3.2回)だけだ。
セルタではサッリのもとで求められるであろうほどにはビルドアップに関与していないが、屈強さだけでなく機動力、テクニックも併せ持っている。
アトレティコ・マドリーがジエゴ・コスタの後継として狙っているとも伝えられているが…。
※エミリアーノ・サラ(ナント)
獲得すべきクラブ:カーディフ
フランスでは得点ランクトップに立つキリアン・エムバペに注目が集中している。だが、彼に迫る12ゴールを決めているサラは1月のプレミアリーグ移籍も噂されている存在だ。
カーディフのニール・ウォーノック監督によれば、クラブ間で移籍に合意していたものの、ナント側が評価を変えた(ために移籍が破談した)そう。
とはいえ、苦肉の策として本来MFである万能選手カラム・パターソンをFW起用しているカーディフが生粋のCFを渇望としていることに変わりはない。
※19日に正式にカーディフ移籍が決定。契約は3年半。
フランチェスコ・カプート(エンポリ)
獲得すべきクラブ:クリスタル・パレス
昨年末には王者マンチェスター・シティ相手に3-2の大金星を挙げたパレスだが得点力不足に喘いでいる。エティハドで勝ったとはいえ、CFがいないままでいいと確信したわけでもないだろう。
長期離脱していたクリスティアン・ベンテケはようやく戻ってきたが、短期的な穴埋めとしてカプートを狙ってもいいはずだ。
31歳の彼は今季ゴールを量産しており、ザハやタウンゼントと一緒にプレーすれば機能することだろう。
ロジェール(レバンテ)
獲得すべきクラブ:バーンリー
FWが得点力不足に陥っているバーンリーはゴールスコアラーを必要としている。レバンテで8ゴールを決めているロジェールはそれを補いうる。
27歳の彼は今季1試合平均で3.2本のシュートを放っており、これはバーンリーのどの選手よりも多い。
ショーン・ダイチェ監督がストライカーに求める要求度は高いが、ロジェールの加入はチームを引き上げる補強になりうる。
ミッチェル・テ・フレデ(NAC)
獲得すべきクラブ:ブライトン
FWグレン・マレイに得点力を依存しているブライトンだが、35歳になる彼にはバックアッパーが必要だ。
今季エールディビジで9ゴールを叩き出しているテ・フレデは完璧なオプションになりうる。
27歳の長身FWは空中戦に強く、ボールキープ力も兼備。もし彼がいれば、マレイ不在時にゲームプランを作り変える必要もないだろう。
ジエゴ・ソウザ(ブラガ)
獲得すべきクラブ:フラム
アレクサンダル・ミトロヴィッチだけの力でチームを救うことは不可能だ。フラムは彼とアンドレ・シュールレに得点を依存している。
29歳のブラジル人FWソウザは今季12ゴールと爆発中。前線でミトロヴィッチを支えるために必要なオールラウンドなCFだ。2人がペアを形成すれば、コテッジャーズを降格から救いうるかもしれない。
エンバイ・ディアーニュ(カズムパシャ)
獲得すべきクラブ:ウォルヴァーハンプトン
爆発的なスピードを持つアダマ・トラオレだが、得点についてはまだ確実性に欠ける。また、CFとして普段起用されているラウール・ヒメネスは、他の選手のために自己犠牲を強いられることが多い。
ウルヴスの最近の敗戦を見れば、決定力のあるFWを見つける必要があることが分かるはずだ。
ディアーニュ以外の候補を探す必要はないだろう。彼は今季のトルコ1部リーグですでに20ゴールを叩き出している。
27歳のセネガル代表FWは今季29.9%という決定力を記録。ウルヴスに欠けている“矢”になりうる。