【ひろしま男子駅伝】高校◇本命不在の1区、駆け引きに注目

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 最後に抜け出すのは誰か。高校生の精鋭が集う1区は今季、11年ぶりに5000メートル13分台のランナーが不在。例年以上に実力差が少なく、駆け引きやレース展開も注目される。

 昨年暮れの全国高校駅伝では、埼玉の白鳥哲汰(埼玉栄高)が1区の区間賞に輝いた。序盤からハイペースの展開になっても対応できる自信がある。「持ち味はラストスパート。うまく状況判断をしたい。(都大路で区間賞の)プライドを持って走る」と力強い。

 1区の走者で5000メートルのタイムが最もいいのは山口の菖蒲敦司(西京高)で14分3秒15。「アップダウンが少なく、区間距離(7キロ)もいい。(1区27位の)都大路は気負ってしまったので、落ち着いて走りたい」。虎視眈々(たんたん)と浮上を狙う。

 神奈川の児玉真輝(鎌倉学園高)は菖蒲に次ぐ記録(14分3秒21)を持つ。全国高校駅伝は1区5位。「力を出し切れば、おのずと区間順位は付いてくる。ラストの1~2キロでしっかり粘りたい」と本番を見据えた。

 全国高校駅伝は1区6位だった広島の梶山林太郎(世羅高)は冷静に作戦を練る。「エンジンをかけるのは2キロすぎから。付く選手をうまく変え、安定感のある走りをしたい」とレースプランを口にした。

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 天皇杯第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝=日本陸連主催、中国新聞社、NHK共催)は20日、広島市などで行われます。

「区間賞にはこだわらず、まずはいい流れをつくる」と堅実な走りを期す広島の梶山