【ひろしま男子駅伝】一般◇広島の藤川、愛知の服部らエースが火花

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 安芸路は、都道府県代表の誇りとともに、各世代の意地がぶつかり合う舞台となる。一般、高校、中学のトップランナーたちは19日、本番に向け、思い思いに最終調整。区間賞とMVPを目指すレースに備えた。

 一般は、優勝候補のチームに有力選手がひしめく。来年の東京五輪も見据え、社会人と学生が3区と7区で火花を散らす。エースとして区間賞とMVPを獲得し、チームを頂点に導く走りを誓う。

 今、最も勢いがあるのは愛知の服部勇馬(トヨタ自動車)だ。昨年12月の福岡国際マラソンを日本人選手として14年ぶりに制し、全日本実業団駅伝では5区で区間賞。「福岡国際に合わせていたので状態は5~6割。優勝チームの一員となってMVPを取りたい」と3年ぶりの頂点を目指し、7区を走る。

 23年ぶりの優勝を狙う広島の藤川拓也(中国電力)は成長著しい。今季の1万メートル27分58秒87は出場選手でランキング3位。「優勝が最優先。結果として区間賞が付いてくればさらにいい」とアンカー勝負も想定する。

 初優勝を狙うチームにも、実力者が控える。アジア大会3000メートル障害3位の群馬の塩尻和也(順大)、1万メートル27分56秒45の出場選手最速タイムを持つ福島の阿部弘輝(明大)はともに3区。「優勝を狙えるチーム。力になりたい」と塩尻。阿部は「チームに貢献するという強い気持ちで臨む」と力走を期す。

 日本選手権1500メートル覇者の神奈川の館沢亨次ら箱根駅伝を初めて制した東海大勢、1万メートルの記録が出場選手2位の山口の田村和希(住友電工)らも力がある。昨年の一般MVPは優勝した埼玉でアンカーを務めた設楽悠太(ホンダ)だった。記録とともに、記憶に残る熱走に期待がかかる。

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 天皇杯第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝=日本陸連主催、中国新聞社、NHK共催)は20日、広島市などで行われます。

「スタミナには自信がある。後半勝負でも大丈夫」と力を込める広島の藤川