【ひろしま男子駅伝】広島、王座奪還へ万全の陣容と仕上がり

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 第24回ひろしま男子駅伝は20日、広島市中区の平和記念公園前を発着点とする7区間48・0キロのコースであり、47都道府県の一般、高校、中学の選手がたすきをつなぐ。19日は西区のコカ・コーラ広島スタジアムなどで各チームが最終調整し、レース本番への準備を整えた。

 午後には中区の広島国際会議場で監督会議があり、正式オーダーが決まった。続く開会式では都道府県旗を持った旗手の入場に合わせて選手がパフォーマンスを繰り出し、観客席から拍手と歓声が湧き起こった。

 平成最後となるレースは20日午後0時半に号砲が鳴る。

 ▽23年ぶりV挑む

 広島が万全の陣容と仕上がりで大一番を迎える。19日は広島県坂町でのスピード練習で最終調整し、「順調にきた。アンカーにいい流れで渡したい」と岩本真弥監督(世羅高教)。過去何度もはね返されてきた王座の奪還に挑む。

 序盤の流れが最大のポイントだ。1区には前回30位と出遅れた梶山林太郎(世羅高)を再び配置。今季は海外レースも経験し、都大路で1区6位と成長の跡を見せた。指揮官は「昨年に比べて状態も表情もはるかに良い」と好発進を託す。

 2区はスピードのある小江幸人(高屋中)、3区は今季の大学3大駅伝の全てで区間賞の吉田圭太(青学大)を起用する。吉田は「箱根駅伝の疲労も抜けた。積極的に突っ込み、自分の区間で先頭に立ちたい」と意気込んだ。

 昨年12月の全国高校駅伝準優勝の世羅高勢は「もう2位はいらない」と意思統一。4区の倉本玄太は「レースを楽しみ、笑顔でリレーしたい」と強調。5区中野翔太は「流れを止めず、しっかりたすきをつなぐだけ」と口元を引き締めた。

 優勝候補、地元チームとして浴びる注目や期待も力に変える。北魁道主将(中国電力)は「競技者として幸せ。得難い経験になる」。23年ぶりの歓喜へ、チーム一丸で走り抜く。

23年ぶりの優勝を目指し、最終調整する広島県チーム