ツインズが2ケタ勝利3度の左腕・ペレスと1年契約へ

MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ツインズはフリーエージェントの先発左腕、マーティン・ペレスと契約合意に至ったようだ。球団からの正式発表はないものの、今回の契約は2020年の球団オプションが付属した1年契約だという。ツインズは今オフ、投手陣の層を厚くするための補強を進めているが、先発ローテーションの5番手がまだ確定しておらず、2ケタ勝利3度の実績を誇るペレスはその有力候補となりそうだ。

現在27歳のペレスは、2012年にメジャーデビューを果たし、昨季までレンジャーズ一筋で7シーズンにわたってプレイ。メジャー2年目となる2013年に10勝6敗、防御率3.62の好成績を残し、2016年に10勝11敗、防御率4.39、2017年に13勝12敗、防御率4.82と2年連続で2ケタ勝利をマークしたが、昨季は15先発を含む22試合で2勝7敗、防御率6.22とキャリアワーストの成績に終わり、8月末以降はブルペンに回されてしまった。

ツインズの先発ローテーションはホゼ・ベリオス、カイル・ギブソン、ジェイク・オドリッジで3番手までは確定しており、4番手にはトミー・ジョン手術からの復活を目指すマイケル・ピネイダが入る可能性が高い。そして、5番手はフェルナンド・ロメロ、アダルベルト・メヒア、コール・スチュワート、スティーブン・ゴンザルベス、チェイス・デヨングといった若手投手による争いになると見られていたが、実績を考えればペレスが最有力候補となるだろう。

防御率3点台をマークしたのはメジャー2年目の2013年だけだが、打者有利のグローブライフ・パーク・イン・アーリントンを本拠地としていたことを考えると、通算防御率4.63という数字は決して悪くない。通算奪三振率が5.46と極端に低く、相手打者を圧倒するような投球は期待できないものの、持ち前の打たせて取るピッチングで復活を目指す。

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