少なくとも2つの「ミステリー・チーム」がマチャド争奪戦に参戦中

獲得候補はフィリーズとホワイトソックスの2球団のみと見られていたマニー・マチャドの争奪戦だが、マチャド獲得レースはここにきて新たなステージに突入しつつある。関係者がSNY.tvのアンディ・マルティーノに伝えたところによると、少なくとも2つの「ミステリー・チーム」が存在しているというのだ。マチャドはここ数日のうちに「ミステリー・チーム」のうちの1つと面会したことが報じられており、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、その球団からはかなりの好条件を提示されたという。「ミステリー・チーム」の動き次第では、マチャドが思わぬチームと契約を結ぶ可能性もありそうだ。

マルティーノは、ヤンキースがマチャドを獲得する可能性は低いとしつつも、ヤンキースがマチャド側と連絡を取り続けていることを伝えている。また、ブレーブスもヤンキースと同様に連絡を取り続けているようだが、マルティーノは「ブレーブスはマチャド獲得を真剣に考えているチームではないと見られている」と報じている。よって、この2球団が「ミステリー・チーム」である可能性は低い。

ドミニカ共和国のラジオ局・Z101のエクトル・ゴメスはマチャドの父・マニュエルの話として、多くの人々が見落としている意外なチームがマチャドの獲得に成功する可能性があることを伝えている。また、マチャドの父はドジャースがマチャドに対してオファーを提示したチームの1つであると発言したが、これはヘイマンによってただちに否定されている。

マチャドの父の発言を踏まえると、フィリーズ、ホワイトソックス、ヤンキース、ブレーブス、ドジャースといったこれまでに名前が浮上したチームではない意外なチームが獲得レースの先頭を走っている可能性がある。そして、その球団は「本命」と見られていたフィリーズやホワイトソックスを上回る好条件を提示している模様。混沌とするマチャド争奪戦は、いったいどのような結末を迎えるのだろうか。

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