BSL4建設差し止めを 周辺住民ら仮処分申請へ

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 長崎大が長崎市の坂本キャンパスで近く着工する感染症研究施設「バイオセーフティーレベル(BSL)4」について、周辺住民ら2人が22日にも、同施設の建設差し止めの仮処分を長崎地裁に申し立てることが19日、分かった。
 申立人によると、同施設で扱う病原体が漏れた場合、市民の生命・身体・健康に危害を及ぼすと主張。住民の合意を得ないまま施設を完成させれば、憲法に規定されている人格権が侵害されるとして、建設差し止めを求めるという。
 同施設は26日に起工式を行い、28日に着工する予定。しかし、稼働後に致死率の高い感染症などの病原体を扱うため、周辺住民には建設への根強い反対論もある。
 同施設を巡っては、周辺住民や市民ら2千人余りでつくる「BSL4施設計画の差し止めを求める会」が、病原体の入手方法や事故発生時の避難計画などの情報を開示するよう同大などを相手取り長崎地裁で係争中。今回の申立人2人は同会にも属している。