こたつ装備の屋形船!松江城の堀川めぐりで風情ある和風景を

(C)minacono

国宝の松江城がある島根県松江市は、今も歴史が色濃く残り、京都市と奈良市に次いで「国際文化観光都市」に指定されています。松江城のお堀を一周できる屋形船はなんとも風情たっぷり。冬は屋形船にコタツが装備されて、雪景色の中温かいコタツに入ってゆっくり観光できます。まるでディズニーランドのジャングルクルーズを連想させるような船頭さんの案内もとてもユニークです。

松江城について

日本全国に現存する天守閣12城の中で、6番目に古いとされる松江城。豊臣秀吉や徳川家康に仕えていた堀尾吉晴によって1607年に築城が開始され、1611年に完成しました。400年以上も前に建てられた天守閣をはじめ、お城を囲む堀川や武家屋敷は創建当時のまま残っている場所も多く、風情のある景色を今もなお感じられる場所です。

屋形船は遊覧にも移動にも

(C)minacono

一部、築城と同時に作られたと言われる堀川では屋形船が運航しています。船頭さんの案内に聞き入れば、400年前の情景が目に浮かぶかのようです。この屋形船のチケット、一日中何度でも利用可能な一日券というものがあります。乗船場所が3ヵ所あるので、例えばお城の反対側に行きたい時など、地上の移動でぐるっと回らければいけない所も屋形船だと少しショートカットして移動できることもあるんです。大人の個人料金で一回券が820円、一日券が1230円なので、差額410円で何度も乗り降りできるお得感がありますよ。

季節に合わせた屋形船

通年で営業している松江城の堀川めぐりは、季節に合わせた取組みをしています。夏は風鈴を船にかけた風鈴船、秋には松江城周辺をライトアップする光のイベント「松江水路路」時期に合わせて夜に光船が運航します。光に照らされた松江城など幻想的な風景が広がります。

冬のコタツ船

(C)minacono

冬には豆炭を使ったコタツが装備されていて、ゆっくり温まりながら情緒ある冬景色が楽しめます。比較的観光客の少ない冬は乗船の待ち時間も少ないので、より便利に。雪景色に包まれた松江城、なかなかの見ごたえです。

【松江堀川遊覧船】ぐるっと松江堀川めぐり

【料金】

* 一日乗船券(夜間運航を除き、一日乗り降り放題)

大人(中学生以上):1,230円、こども(小学生):610円

* 1回券(30分コース)

大人(中学生以上):820円、こども(小学生):410円

[Photos by shutterstock.com]

© 株式会社オンエア