那須のカワウソ調査、ドローン不発

目撃はミンクの可能性も

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ドローンなどを使って調査する参加者たち

 【那須】町内の余笹川でニホンカワウソに似た動物の目撃情報を受け、町の委託で調査に取り組む「なす魚類調査クラブ」は19日、沼野井の余笹川で小型無人機ドローンを使った調査を行った。だが今回も見つからず、寄せられていた目撃情報は、特定外来生物のアメリカミンクの可能性が高いという。同クラブは来月、アメリカミンクが町内に生息するなどの所見を盛り込んだ調査の報告書を町に提出する一方、カワウソの発見に向け、来年度も調査を継続したい考えだ。

 ニホンカワウソは2012年に絶滅種と認定された一方、町内で17年8月~18年6月に約25件の目撃情報があった。

 ドローンを活用した本格的な調査は3回目で、今回は約20人が参加。2台を飛ばして周辺を撮影したほか、動物の足跡を探した。

 調査はこれまでに約30回実施し、定点カメラを設置して画像も確認している。同クラブ代表の山田正美(やまだまさみ)副町長によると、町内の余笹川や用水路で撮影された計2枚の写真は、専門家がアメリカミンクと指摘。自身も昨年11月末、今回の調査現場近くの黒川でアメリカミンクを目撃したという。

 本年度最後の調査となったが来年度も継続したいといい、山田代表は「那須の自然に夢を追いかけるテーマは変わらない。来年度こそカワウソを見つけたい」と話している。