【ひろしま男子駅伝】「ミスター安芸路」通算100人抜き 鳥取の岡本が史上初

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 「ミスター安芸路」が大会史に名を刻んだ。20日のひろしま男子駅伝で、鳥取の3区岡本直己選手(34)=中国電力=が前人未到の通算100人抜きを達成。歴代最多となる16度目の出場で大台に達し、「何年も前から言われていたのでほっとしている」と喜んだ。

 今大会までに追い抜いた選手は95人。「早く重圧から逃れたい」と1キロ2分50秒を切るハイペースで前の選手を追った。「2~3キロくらい」で5人目を抜き終え、あとは走りに集中。区間4位の力走で17人を抜き、記録を112まで伸ばした。

 息の長い活躍で大会を彩ってきた。鳥取・東伯中3年時に初出場し、由良育英高(現鳥取中央育英高)で2度、明大で3度出場。中国電力に入社後も広島と鳥取で出場10度を数え、今も中高生のお手本として郷土のユニホームに袖を通し続ける。

 2月3日には別府大分毎日マラソン、9月には東京五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」に臨む。「耳にたこができるくらい年齢のことを言われるが、マラソンを2時間1分台で走るキプチョゲ選手(ケニア)も34歳。自分もまだまだ走れる」と意欲的。特別賞を受賞した閉会式の後、応援のぼりにペンで書き込んだ。「来年も出ます」

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 天皇杯第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝=日本陸連主催、中国新聞社、NHK共催)は20日、広島市などで行われました。

3区で17人を抜き、大会史上初の通算100人抜きを達成した鳥取の岡本選手=中央