八千代町長に谷中氏 新人三つどもえ制す

©株式会社茨城新聞社

初当選を果たし万歳する谷中聰氏(中央)=午後8時43分、八千代町村貫の選挙事務所

任期満了に伴う八千代町長選は20日、町内17カ所で投票が行われ、町中央公民館(同町菅谷)で即日開票の結果、無所属で元副町長の谷中聰氏(58)が、無所属の元町議、水垣正弘氏(54)=自民県連推薦=と、同じく国府田利明氏(36)に大差をつけ、新人の三つどもえ戦を制し初当選した。当日有権者は1万7797人。投票率は76・27%(前回68・95%)だった。

町長選を巡っては、5回連続当選の現職の大久保司町長(81)が、昨年9月に引退を表明。1972年の町制施行以来、初めて3人の新人が立候補し、子育て支援や人口減対策、企業誘致、農業振興などに論戦を繰り広げた。

大久保町長から後継指名を受けた谷中氏は、町政の継続を基本としつつ、公約に6次産業の起業と発掘、第2子出産で祝い金支給など独自色を加えた。約80の団体から推薦を得たほか、町内をくまなく回り、知名度向上を図るなどして着実に票を集めた。

午後7時40分すぎ、当選の一報が入ると、同町村貫の選挙事務所に集まった支持者から歓声と拍手が上がった。谷中氏は「皆さんとともに、絶対に住みやすい八千代にしたい。きょうの感動は絶対に忘れない」と喜びを語った。

水垣氏は、衆参国会議員や県議らが応援に入り、国と県の「太いパイプ」を強調したが支持は広がらなかった。国府田氏は「八千代町を変える」と訴えたが及ばなかった。 (小林久隆)

【八千代町長選開票結果(選管最終)】
当 8,075 谷中聰   58 無新
- 3,789 水垣正弘  54 無新
- 1,531 国府田利明 36 無新

【谷中聰(やなか・さとし)氏の略歴】当選1回。元八千代町副町長、町秘書公室長兼秘書課長、町産業振興課長。東京農業大卒。松本