【MLB】ドローン入手のブライアントに“流血”バウアーがオファー!?「一緒に飛ばそう」

インディアンスのトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

カブスのスーパースターの「新しい趣味」はドローンも…

 ドローンを入手したカブスのクリス・ブライアント内野手に対して、インディアンスのトレバー・バウアー投手が「一緒に飛ばそう」と“オファー”を出したことが話題となっている。バウアーと言えば、2016年のポストシーズン期間中に趣味のドローンをいじっていてブレードで手を切り、その影響で直後の先発登板の際に流血して早期降板したという“失敗談”があるからだ。カブスファンは、2016年MVPのスーパースターがトラブルに巻き込まれないか、不安で仕方ないだろう。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は、「クリス・ブライアントは新しく手に入れたドローンを飛ばすことについて、トレバー・バウアーにアドバイスを求めていない」とのタイトルで記事を掲載。ここまでの“流れ”について、振り返っている。

 まずは、最近ドローンを入手したブライアントが、インスタグラムで「素晴らしい友人たちと新しい趣味! 誕生日を祝ってくれた皆さんありがとう」と報告していたことを紹介。ドローンが「新しい趣味」となったことをブライアントは自ら明かしているのだ。当然のことながら、どんな趣味を持とうと選手の自由だろう。

 ただ、記事では「もちろん、間違いなくクールなことであるが、ドローンは野球ファンにとって少しセンシティブな話題である」と指摘。メジャーリーガーとドローンと聞けば、どうしてもバウアーの“事件”が思い起こされるからだ。

2016年のポストシーズン中にドローンで負傷したバウアーが…「連絡を待っているよ」

「以前にこのようなことがあった。2016年のポストシーズンで、クリーブランドのトレバー・バウアーはドローンのブレードで利き手を切ってしまい、ア・リーグ優勝決定シリーズの先発登板で、手から血が出始めた時に降板しなければならなかった」

 この時、バウアーは1回途中に降板。チームに大迷惑をかけることになってしまった。「だから、カブスファンが『フランチャイズプレーヤーが恐ろしいものを手に入れた可能性』に少し躊躇するのも理解できる」。記事ではこう伝えている。そして、実際にブライアントにはバウアーから“恐ろしい”オファーが来ていたのだ……。

 MLB公式サイトはまず、「しかし、心配ないよ、シカゴ。ブライアントはドローンを使い始めたかもしれないが、バウアーにアドバイスを求めるつもりはない」と言及。同サイトのジョーダン・バスティアン記者がツイッターに投稿した「ドローンを買った。とても楽しい。僕は指を近づけないよ!」というブライアントのコメントを紹介した上で、米メディア「ブリーチャー・ネーション」がツイッターで「KB(クリス・ブライアント)はトレバー・バウアーがドローンのコツをアドバイスしてきたが、断ったと語った」と伝えたことも記している。

 バウアーからのコンタクトはしっかりと拒否したというブライアントだが、相手はやはり手強く……。「しかし、バウアーは簡単に諦めない」。記事ではこう言及した上で、バウアーが自身のツイッターで「クリス・ブライアント、スプリングトレーニングで一緒にドローンを飛ばし、その後にディナーに行かないか? 連絡を待っているよ。楽しいと思うよ」と綴ったことにも触れている。

 今オフには、自身をツイッターで煽ってきた女子大学生に対して、20件のメッセージに80件の返信をするなどした行為が「嫌がらせ」と非難されて“炎上”し、最終的には謝罪したバウアー。ブライアントは、SNSで話題を振りまく右腕のオファーを断りきれるだろうか。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2