石巻・北上地区拠点施設が着工 半島沿岸全3区で工事開始

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北上にっこり地区拠点施設の完成予想図の一部

 東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市北上地区に市が整備する北上にっこり地区拠点施設が20日、着工し、現地で安全祈願祭があった。雄勝、鮎川浜両地区と併せ、被災した同市の半島沿岸部の3地区全てで、拠点エリアの工事が始まった。

 旧中心部から約2キロ離れた高台に、市総合支所兼公民館や小学校、こども園、消防署出張所などの公共施設を集約する。総事業費は計約53億円で、国の災害復旧費や復興交付金などを充てる。2020年2月中に完成し、同年4月に運用を開始する。

 工事関係者約100人が式典に参加。亀山紘市長は「壊滅的な被害を受けた北上地区の地域再生の拠点となる。一刻も早く完成し、地域のにぎわいを取り戻してもらいたい」とあいさつした。

 市内では雄勝、鮎川浜両地区の拠点エリア事業がいずれも18年10月に始まった。19年度中にほぼ全ての施設が完成する予定。