【ひろしま男子駅伝】1区トップ、無念の失速 山口24位

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 20日にあったひろしま男子駅伝で、山口県チームは2時間23分14秒で24位だった。1区の菖蒲敦司選手(17)=西京高2年=が区間賞を獲得するなど奮闘も見せたが、失速し、2年連続の入賞は果たせなかった。

 1区は終盤まで混戦。菖蒲選手がラストスパートで抜け出し、トップでたすきをつないだ。だが2、3区で順位を落とし31位に。4区の三木雄介選手(17)=同2年=と5区の中村優吾選手(18)=同3年=が計7人を抜いたが、24位でのゴールとなった。

 昨年は3区で14人を抜き、区間賞を獲得したアンカーの田村和希主将(23)も区間19位と苦戦。「入賞には各世代のレベルアップが必要」と話した。二宮啓監督(43)=西京高教=は「1区はいい展開に持ち込めたが、全体として流れに乗れなかった」と振り返った。

 【熱走譜】憧れの舞台、堂々6人抜き 4区の三木雄介選手(西京高2年)

 念願の大舞台で会心の走りを見せた。初の県代表として4区で堂々の区間6位。「憧れていた大会で納得のいく走りができた。自分の役割を果たせた」と笑顔で振り返った。

 31位でたすきを受けると「前を追うだけ」と順位を上げ、潮風にも負けない走りで6人を抜いた。「菖蒲がいい走りをしてくれて気合が入った。後ろには(中村)優吾さんや田村さんがいるので、少しでも順位を上げれば望みがあると思った」

 桑山中(防府市)の3年生だった2016年、県代表を選考するバリアント・ゲームズin山口に出場し、4位。上位3人が選ばれるため、あと一歩で代表を逃した。悔しさを胸に秘め、県内屈指の強豪校に進学。昨年の同大会で自己ベストを更新して2位に入り、代表の座をつかみ取った。

 昨年12月の全国高校駅伝ではアンカーを任され区間9位と奮闘。ただ、チームは26位に終わった。「再び県代表として走れる機会。応援してくれる地元の方々の期待に応えたかった」。リベンジに燃え、結果を出した。

 「来年も代表入りを」と強く思っている。「今回は入賞という目標に届かなかった。来年は必ず達成し、個人では区間5位以内を目指したい」と力を込めた。(中川晃平)

 ▽ふく鍋販売、盛り上げる 県人会

 平和記念公園南側の「駅伝ふるさとひろば」では、広島山口県人会がブースを出展し「ふく鍋」と「ひれ酒」を販売。郷土の味で大会を盛り上げた。

 下関市産のシロサバフグとネギ、白菜が入った鍋400食を用意。ひれ酒は、岩国市の日本酒「五橋」にトラフグのひれを入れて提供した。鍋を食べた呉市の会社員村竹真菜さん(27)は「あっさりしていて、おいしい」と笑顔だった。

 県人会の事務局がある山口銀行広島支店(広島市中区)の職員たち約10人が参加。同支店の荒川遊さん(22)は「体を温めてもらい、しっかり応援してほしい」と願った。

4区で区間6位と力走した三木選手