【ひろしま男子駅伝】高校王者・倉敷高勢の粘り実らず 岡山20位

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 20日のひろしま男子駅伝で、岡山県チームは2時間22分29秒で20位だった。昨年の全国高校駅伝で2回目の優勝を果たした倉敷高勢が奮闘。昨年の24位は上回ったが、目標の10位台には届かなかった。

 1区の八木志樹選手(18)=倉敷高3年=がトップと6秒差の6位と好調なスタートを切り、2区の大塚直哉選手(14)=吉備中3年=も6位を維持して3区につないだ。大塚選手は「順位を上げたかったが、何とか食らいついた」と振り返った。

 しかし、3区の岡本雄大主将(27)=岡山陸協=が19位に順位を下げた。岡本主将は「本来の走りができず、後半に失速した。中高生の足を引っ張ってしまった」と悔やんだ。

 4、5区は都大路の覇者の倉敷高勢が粘り、18位で6区の山田修人選手(15)=琴浦中3年=につないだ。区間3位の走りで15位に浮上した山田選手は「タイムを意識せず、無我夢中で楽しめた」と汗を拭った。

 7区の馬場翔大選手(25)=NTT西日本、倉敷高出=は中、高、一般合わせて6回目の出場。「いいところは見せられなかったが、全世代で安芸路を走ることができ、やり切った気持ち」と話した。

 新雅弘監督(57)は「惜しかったが、中高生も底上げされて次につながる。力を磨いてまたこの舞台に戻ってきてほしい」と期待した。

 【熱走譜】先頭集団で流れつくる 1区の八木志樹選手(倉敷高3年)

 岡山県勢として1区の最高順位タイとなる6位でたすきをつなぎ、レースの流れをつくった。昨年の都大路の王者は「満足の走りができた」と力を込めた。

 中学3年時、全国高校駅伝で3位になった先輩たちに憧れ、倉敷高に入学した。中学時代は目立つ選手ではなかったが、得意の長距離を重視する練習が肌に合った。筋力トレーニングも地道に続け、徐々にタイムを伸ばしてきた。

 「ここまで走れるようになったのは新監督のおかげ」と感謝する。しかし監督は「僕の力ではなく、素直で粘り強い姿勢があったからこそ。本当に成長した」と評価する。

 昨年のひろしま男子駅伝ではメンバー入りしたが、故障で出場できなかった。悔しさをばねに臨んだ安芸路では、先頭集団で2区へたすきをつないだ。

 日大に進学する予定。「まずは1年生から箱根駅伝を走りたい。さらに上を目指せる選手になる」。新たな舞台での飛躍を誓った。

区間6位の力走を見せた岡山1区の八木