【ひろしま男子駅伝】福島に天皇杯と優勝旗を授与 

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 ひろしま男子駅伝の表彰式が20日、広島市中区の広島国際会議場であった。初優勝を飾った福島の選手に、日本陸連の横川浩会長が天皇杯を授与。中国新聞社の岡谷義則社長が優勝旗を手渡した。

 2位群馬と3位長野には賞状とメダル、4位広島から8位までの5チームには賞状と副賞を贈った。区間賞に輝いた山口の菖蒲敦司選手たち7人と、3区で32位から15位まで順位を上げて通算112人抜きとなった鳥取の岡本直己選手も表彰した。19日の開会式で会場を盛り上げた秋田、山形、神奈川、静岡、高知の5県はパフォーマンス賞を受賞した。

 主催者を代表し、岡谷社長が「来年に迫った東京五輪で平和都市広島を走ったランナーが世界を感動させてくれると期待している」と述べた。

 ▽悲願の頂点に沸く ひろしま福島県人会

 優勝候補とされてきた福島が、初めて頂点を射止めた。ひろしま福島県人会などゆかりの人たちは、悲願達成に沸き立った。

 祝勝会が広島市中区のホテルで開かれ、県人会や福島県の関係者、選手の計70人が集まった。1、7区の沿道に立ち、応援に声をからした応援団長の須藤茂さん(69)は、「24年間待ち続けてきただけに感無量。今年はいけると信じてた」。7区で区間賞の好走を見せた相沢晃選手(21)=東洋大=は「『あきらー、頑張れ』という声や応援の旗が、きつい中でもかなりの励みになった」と、レースを振り返った。

 東京電力福島第1原発事故から3月で8年―。一時全町避難となった浪江町に実家がある同会の伊丹真二会長(71)は「広島でも昨年は西日本豪雨があり、多くの命が奪われた。福島もまだ復興途中だけれど、選手の激闘が被災地に元気を届けられたらいい」と喜びをかみしめていた。

表彰式で優勝旗などを受け取る福島の選手