ドジャースがピーダーソン放出に向けてトレード交渉中

日本時間1月21日、関係者がMLBネットワークのケン・ローゼンタールに伝えたところによると、ドジャースはジョク・ピーダーソンの放出に向けてトレードの交渉を行っているようだ。交渉相手の1つがホワイトソックスであることが報じられているものの、ローゼンタールによると、交渉がどの段階まで進んでいるかは不明だという。今オフ、ヤシエル・プイーグとマット・ケンプをレッズへ放出したドジャースだが、外野手のさらなる放出が実現する可能性もありそうだ。

現在26歳のピーダーソンはメジャー5年目となった昨季、ドジャースで148試合に出場して打率.248、25本塁打、56打点、OPS.843をマーク。低打率ながら主に1番打者として起用され、25本塁打中18本を1番打者として放った。ドジャースは今季を含めてあと2年、ピーダーソンを保有することが可能であり、ピーダーソンがフリーエージェントとなるのは2020年シーズンの終了後である。

トレードの交渉相手と噂されているホワイトソックスは、マニー・マチャドの獲得に乗り出すなどチーム再建の最終段階に突入しつつあり、ピーダーソンの獲得に成功すればチームの補強ポイントの1つである「長打力のある外野手」をクリアすることができる。一方、ドジャース側の思惑としては、ピーダーソンを放出することで噂されているA.J.ポロック獲得への動きを本格化させることができ、場合によってはブライス・ハーパーの獲得を狙う可能性もあるだろう。

また、ジ・アスレチックのデービッド・オブライエンは、ピーダーソンのトレード交渉に加わっている可能性のあるチームとしてブレーブスの名前を挙げている。ブレーブスはニック・マーケイキスの退団により外野が1枠空いており、その穴を埋められる外野手を求めている。マーケイキスと打者としてのタイプは異なるものの、ピーダーソンはブレーブスのチーム事情にフィットする存在であると言える。

ピーダーソンのトレードはドジャースの大型補強開始の狼煙となる可能性があり、今後の動向には大きな注目が集まりそうだ。

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