ミドルSUV『ジープ・コンパス』が2019年モデルに進化。先進安全装備も充実

 2017年に2代目のMP型へとフルモデルチェンジした『ジープ・コンパス』が一部改良を受け、2019年モデルに更新。装備の大幅な充実を図り安全性、快適性をさらに向上させるとともに、特性ごとに異なる性格が与えられた全3グレードが用意され、1月17日より発売が開始されている。

 ブランドを代表する『ラングラー』とともに、不動のダブルエースとして君臨するフラッグシップ『グランドチェロキー』のデザインDNAを受け継ぎ、プレミアム感あるスタイリング、ジープ伝統の高い走破性と機能性を備えた新世代のモダン・ジープとして登場した『ジープ・コンパス』が、早くも2019年モデルに進化して登場。

 今回の改良では、機能装備を強化することで各モデルの特性をより鮮明に打ち出すとともに、競争激化のコンパクトSUVセグメントにあって、その商品力向上を狙った改良が施された。

 全グレードともに2.4リッターの直列4気筒自然吸気マルチエア16バルブ“タイガーシャーク”を搭載するパワートレインに、9速ATと4WDならではの高い走破性と充実した安全装備を特徴とする最上級グレード“Limited(リミテッド)”では、START&STOPシステムを新たに採用。これにより省燃費性能が23%改善し、JC08モード燃料消費率を11.8km/リッターとしている。

弟分の『レネゲード』と同じく、スモールワイド4×4アーキテクチャーを採用している
70mm延伸されたホイールベースで広々とした室内空間を実現。コートフックなど細部の装備も充実

 また、従来ラグジュアリーパッケージのセットオプションとして提供されていたパワーリフトゲートを標準装備としながら、価格は据え置きとされている。

 一方、中間グレードとして量販を狙う6速ATのFF前輪駆動モデル“Longitude(ロンジチュード)”には、新たにクラッシュミティゲーション(衝突軽減ブレーキ)付の前面衝突警報やLaneSense車線逸脱警報プラス、ParkSense縦列/並列パークアシスト、Parkviewリアバックアップカメラ、アダプティブクルーズコントロールなど、Limitedと同等の運転支援システムを採用。

 ブラックペイントルーフの採用によりスタイリッシュなエクステリアを実現しつつ、さらに雨量感知機能ワイパー、オートハイビームヘッドライト、自動防眩式ルームミラーなどを追加し、安全快適性を大幅に向上させながら、車両価格を従来の18万円高に抑えるなど魅力的な仕様とされている。

 ベースグレードの“Sport(スポーツ)”を含め全車でカーエアコンの冷媒使用量を減少させるなど環境にも配慮したMY19の『ジープ・コンパス』は、ボディカラーに全5色を設定し323万~419万円となっている。

中間グレードでもLaneSense車線逸脱警報プラスやブラインドスポットモニターなど先進安全装備群を標準化
レザー/メッシュクロスシートの”Limited(リミテッド)”では、運転席4ウェイパワーランバーサポートやシートヒーターも装備する

公式サイト:https://www.jeep-japan.com/compass.html

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