仮想通貨マーケットレポート:下落が連日続く弱気ムードのなか、TenxやOAXなど意外な伸びを見せるアルトコインも

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写真:ロイター/アフロ

ビットコイン(BTC)は21日、38万7700円前後で推移している。現在の取引価格は38万7726円で前日から4.51%下落した(記事執筆時)。

イーサリアム(ETH)は、1万2830円で5.36%下落。ビットコインキャッシュ(BCH)は1万3389円で5.45%下落。リップル(XRP)は34.715円と3.70%下落した。

仮想通貨市場は、20日に40万円台を割って大きく下落し、38万円台で踏みとどまっている。1月14日以来、この1週間でビットコインは38万6000円から38万7000円のレンジ相場で取引されている。

この日の注目すべきニュースは、仮想通貨市場が全面的に下落した2018年に、ダークネット市場へのビットコインの送金量は2017年に比べ、2018年は約2倍の取引量を記録している事が仮想通貨分析企業の調査で判明したことだろう。ダークネット市場とは非合法の取引や仲介が行われている市場のことで、主に銃、麻薬、偽装通貨、偽装ID、盗難クレジットカード情報などの違法商品が流通しているという。

また、本日は、コインマーケットキャップの上位100通貨のうち13銘柄が上昇、87銘柄が下落する弱気ムードの相場となった。

この日、コインマーケットキャップで最も伸びが大きいアルトコインは、時価総額71位のTenx(PAY)で、伸び率は23.24%を記録した。取引価格は1PAY=49.46円となっている。

TenXとは、ウォレット(仮想通貨を管理できる電子財布)にある仮想通貨資産を、リアルタイムに法定通貨に交換し、決済ができるというプロジェクト。カード決済を導入している実店舗であれば、仮想通貨決済を導入していない店舗でも仮想通貨資産を使って商品を購入したり、サービスを受けたりすることができるのが売りとなっている。

一方、大手取引所のバイナンスで、もっとも大きな伸びを示しているのはオープンエヌエーエックス(OAX)で伸び率はBTC建てで42.92%を記録した。

仮想通貨オープンエヌエーエックスは、オープンソースの分散型取引所であるopenANX(オープンエーエヌエックス)に利用するために開発された、ERC20トークン(イーサリアム方式の仮想通貨)のこと。2017年6月にトークン販売を開始し、2017年7月に販売終了。現在も新規発行は停止している。

仮想通貨相場は年明けからの軟調が続いている。ビットコイン価格はさらなる下落も予想されるなど、しばらく相場の値動きには警戒が必要だ。