ロッベンの後継者候補に長友同僚 また楽しみな若手がブンデスにやってきた!

活躍が期待されるオザン・カバク photo/Getty Images

今季もブンデスリーガではドルトムントのジェイドン・サンチョを筆頭に10代のタレントが躍動しているが、今冬も楽しみな10代プレイヤーたちがドイツにやってきている。即戦力となるかは分からないが、彼らの名前を覚えておいても損は無いだろう。

まず1人目は何と言ってもMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスからバイエルン・ミュンヘンにやってきた18歳のFWアルフォンソ・デイビスだ。デイビスは昨夏にバイエルン入りが決まっていた選手だが、合流は今冬からとなっていた。2000年生まれの18歳であるデイビスは1000万ユーロの移籍金でバイエルンに加わっており、将来的にはアリエン・ロッベンとフランク・リベリの後継者になることが期待されている。バイエルンでいきなりスタメン確保とはならないだろうが、15歳でMLSデビューを果たした才能には大きな期待がかかる。

2人目はドルトムントがボカ・ジュニアーズから獲得した19歳DFレオナルド・バレルディだ。独『Kicker』によれば、クラブのミヒャエル・ツォルクSDは将来への投資として獲得したことをアピールしており、今夏に獲得する予定だったものを前倒ししたという。将来への投資と言われているだけあって、バレルディも即戦力とはならないだろう。ドルトムントにはマヌエル・アカンジやアブドゥ・ディアロ、ダン・アクセル・ザガドゥなど若い実力派センターバックが揃っている。とはいえバレルディは1対1に強く、188cmのサイズから空中戦にも強いと評価されている。昨夏にはバルセロナも獲得に関心を示していたようで、足下の技術も評価されている。数年後が楽しみな選手と言える。

3人目はシュッツトガルトがトルコのガラタサライから獲得した18歳DFオザン・カバクだ。こちらは完全な即戦力となるはずで、ガラタサライでは18歳ながら主力だった。カバクの場合はマンチェスター・ユナイテッドやインテル、ローマなど多くのビッグクラブが興味を示していただけに、ブンデスリーガで16位と苦しむシュッツトガルト行きを選んだ判断は少々意外なものだ。今季はチャンピオンズリーグでもプレイしており、トップレベルで通用する才能を秘めているのは明らかだ。クラブのミヒャエル・レシュケSDは「欧州でも期待の若手DFの1人。後半戦から助けになってくれるかも」と早い段階で戦力となることに期待している。

彼らはサンチョやリース・ネルソンらに続くのか。若手発掘に長けたブンデスリーガのクラブが選んだ3人の実力者の今後に注目だ。

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