嘉納治五郎と金栗四三 足袋や写真、直筆の書 22日から筑波大で特別展

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日本人初の五輪選手・金栗四三を紹介する特別展。会場には金栗が履いていた足袋などが展示されている=つくば市天王台の筑波大

2020年東京五輪・パラリンピック開催を前に、筑波大の前身、東京高等師範学校元校長で国際オリンピック委員会(IOC)アジア初の委員となった嘉納治五郎(かのうじごろう)と、同校の学生だった日本人初の五輪選手、金栗四三(かなくりしそう)を紹介する展示会「嘉納治五郎・金栗四三特別展」が22日、つくば市天王台の同大体育ギャラリーで開幕する。同展は史実に基づいているのが特徴で、金栗が履いた足袋や嘉納が国際オリンピック委員会の会長へ宛てた直筆の手紙を見ることができる。同大主催、つくば市後援。

日本マラソンの父と言われる金栗は、放送中のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺」の主人公。同作では、金栗の才能を見いだした柔道の創始者・嘉納も登場する。同大体育系の真田久教授と大林太朗助教がスポーツ史の考証を担当し、今回の展示会も2人が監修している。

主要登場人物の嘉納と金栗が同大ゆかりの2人であることと、真田教授と大林助教がドラマに関わることなどの理由から、同大が放送開始の時期に合わせ準備を進めてきた。

ギャラリー内の金栗の展示コーナーでは、東京高等師範学校時代に金栗が練習で履いていた本物の足袋のほか、若き日から晩年までの写真、直筆の書などが飾られている。ギャラリー外の嘉納展示コーナーでは、日本の五輪参加への道を開いた嘉納の功績と東京高等師範学校での体育・スポーツへの取り組みなどについて紹介し、ドラマとはひと味違う内容となっている。

同展を企画した同大の山田哲也事業開発推進室長(58)は、「ドラマを楽しみながら、実際の嘉納や金栗の姿に触れてほしい」と、多くの来場に期待している。

時間は午前9時半〜午後5時。月曜日休館(月曜が祝日の場合は火曜日)。金栗四三の展示コーナーは高校生以上が観覧料300円、中学生以下・障害者は無料。嘉納治五郎の展示コーナーは全て無料。体育ギャラリーは体育・芸術エリアの5C棟。展示会は12月25日まで。

問い合わせは同ギャラリー(電)070(4560)4916
(高阿田総司)