太平洋側は少雨の1月も、週末は粉雪舞う?

きょうは、昼頃までは北陸や北日本の日本海側で雪が降りますが、次第に冬型の気圧配置が緩むため、午後は小康状態となりそうです。太平洋側は、きのうよりやや雲が広がりやすいものの、おおむね晴れて、きょうも空気が乾燥するでしょう。

太平洋側では雨の少ない状態が続いています。東京は1月12日に初雪が観測され、15日に雨が降りましたが、降水量はたったの0.5ミリ。1月の平年値と比べると、まだ100分の1の雨も降っていません。名古屋も、年が明けてからの降水量は1.5ミリにとどまっています。今のところ、月末にかけてまとまった雨の予想はなく、東京や名古屋は1976年以来の少雨の1月となりそうです。

空気が乾燥しているのと、この時季としては気温の高い日が多いせいか、敏感な方は、もうスギ花粉の飛散を感じているようです。ただ、土曜日は、関東や東海で曇る時間があって、強い寒気も南下するので、もしかすると粉雪が舞うかもしれません。空気を潤すほどのものではありませんが、まだ1月であることをスギが思い出してくれることを期待します。

気象予報士・染井 明希子

画像について:各地の1月末までの天気

© 株式会社ウェザーマップ