ソニー、スマホ事業で東南アジアから撤退か

ソニーは世界的に見てもかなりまともなスマートフォンを製造するメーカーですが、Samsungほど競争力を持たず、XiaomiやOnePlusといったメーカーのコスト競争力と比較すると、メーカーとしての立ち位置はかなり難しい状況です。2016年にスマホ事業の苦境が伝えられた際、特に驚きを持たなかったのもそれが理由だからです。

そして今回も、マレーシアのテック系メディア「Saya Cincau」によればソニーはより多くのマーケットから撤退を検討しているようです。この記事によれば、マレーシアにおける新機種発表が止まったようなのです。これは、マレーシアにおける日本の技適、SIRIMレジストリで、ソニーの新機種が2018年7月以降確認されていません。

日本では、ディスプレイの両サイドがカーブした有機ELを採用したXperia XZ3が販売されていますが、マレーシアでは未だ発売されていません。それまでは新機種が発売されていたにもかかわらず、です。これは、2015年の年末に発売されたXperia Z5を最後に、新モデルの発売が確認されていないシンガポールやタイ、ベトナム、インドネシアなどと同じ状態にあることを意味しています。

ソニーは正式に撤退についてコメントしているわけではありません。また、次期モデルではトリプルカメラ搭載とも噂されている中で、どう生き残る戦略を取るのか、日本の雄として目が離せません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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