トップ4入りが現実的な目標に マンUが止まらない「クオリティあると確信」

調子を上げるマンU photo/Getty Images

昨年12月にリヴァプールに1-3で敗れた時、多くのマンチェスター・ユナイテッドサポーターはトップ4入りの可能性を諦めたことだろう。指揮官ジョゼ・モウリーニョは解任され、チームは混乱状態に陥っていた。ところが、今ではトップ4が現実的な目標となってきている。

新たにチームの指揮を任されたオーレ・グンナー・スールシャールは国内カップ戦を含め全勝進行を続けており、その間にチェルシーなど上位陣が躓いたこともあって差は縮まっている。現在マンUは6位ではあるものの、4位チェルシーとの差は僅か3ポイントだ。ハリー・ケインとソン・フンミンを同時に失った3位トッテナムとも勝ち点差は6しか開いていないため、これも十分に狙える数字だ。

英『Independent』によると、MFネマニャ・マティッチも今節2-1でブライトンを撃破した後に充実感を口にしている。トップ4入りへ希望が見えてきたことでモチベーションが高まっているのは間違いない。

「勝利にハッピーだし、僕たちはシーズンの最後までトップ4入りへ全力でトライするつもりだよ。僕たちより上にいるチームはクオリティがあるし、彼らは来季チャンピオンズリーグで戦おうとしている。でも、僕たちも彼らと戦うクオリティがあると確信しているよ。サポーターをハッピーにするために全力を尽くすよ」

マティッチも今季前半戦は批判を浴びていた選手の1人だが、スールシャール体制に変わってからはポール・ポグバ、アンデル・エレーラとの中盤トリオを形成して再び評価を高めている。就任後すぐに中盤の完成形を見つけることができたのは大きいが、マンUはこのままトップ4に割って入るのだろうか。

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