ドジャースがパイレーツ・マーテイ獲得に向けてトレード交渉中

昨年12月にヤシエル・プイーグとマット・ケンプをレッズへ放出したあと、ドジャースの外野陣は右打者不足に陥っている。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが報じたように、ドジャースはフリーエージェントのA.J.ポロックの獲得に興味を示しているようだが、トレード市場でも右打ちの外野手の補強を模索しているという。NBCスポーツ・ロサンゼルスのマイケル・J・デュアルテが報じたところによると、ドジャースはスターリング・マーテイ(パイレーツ)の獲得に向けてトレード交渉を行っているようだ。

デュアルテのツイートによると、ドジャースはマーテイの獲得に向けてパイレーツと交渉中だという。デュアルテは両球団が数週間にわたって交渉を行っていることや、どの選手がトレードに含まれているかは不明であること、トレード交渉がどの段階まで進んでいるのか不明であることなども併せて伝えており、マーテイとパイレーツの契約が2021年まで残っていること(=あと3年保有可能)も指摘している。

ドジャースの外野陣はクリス・テイラーとエンリケ・ヘルナンデスが右打者、コディ・ベリンジャー、ジョク・ピーダーソン、アンドリュー・トールズ、アレックス・ベルドゥーゴが左打者という状況だが、テイラー、ヘルナンデス、ベリンジャーについては内野の守備に就く機会も多い。純粋な「右打ちの外野手」をチームに加えることで選手起用にフレキシビリティが生まれると球団首脳は考えており、その結果、ポロックやマーテイの獲得が検討され、ピーダーソンの放出が噂されているというわけだ。

マーテイは現在30歳。昨季はパイレーツで145試合に出場して打率.277、20本塁打、72打点、33盗塁、OPS.787をマークし、2015年と2016年にゴールドグラブ賞を受賞、オールスター・ゲームに選出された経験もある(2016年)。また、残りの契約は2019年が年俸1000万ドル、2020年は年俸1150万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)、2021年は年俸1250万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)となっており、獲得のためには良質なパッケージが必要になることが予想されている。

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