JRの新潟変電所で火災 電車運転見合わせで高校入試にも影響

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煙が吹き出すJRの新潟変電所で消火活動に当たる消防隊員ら=22日午前4時すぎ、新潟市東区
変電所火災の影響で電車が運休したJR新潟駅で、運転再開を待つ利用客=22日午前8時半前、新潟市中央区

 22日午前2時ごろ、新潟市東区江南6のJR東日本新潟支社の新潟変電所で「煙が出ている」とJR従業員から119番通報があった。新潟東署によると、送電設備の一部を焼き、約3時間後に鎮火した。けが人はいなかった。この影響でJR信越線の新潟-新津間など4路線の上下線で始発から運転を見合わせた。同日に入試が行われた県内の私立高校では、4校が試験開始時間を遅らせるなどの対応を取った。

 新潟東署によると、出火当時、電線の張り替え工事を行うため、作業員が送電を制御する機器の電源を切ったところ、火花が散り、煙が上がったという。

 JR東日本新潟支社によると、ほかに運転を見合わせたのは、白新線の新潟-新発田間、羽越線の新発田-村上間、越後線の新潟-内野間。いずれも午前8時までに運転を再開したが、各路線で大幅な遅れや運休が出た。

 県内では同日、多くの私立高で入学試験が始まったが、試験開始に間に合わない受験生が相次ぐなどしたため、北越、新潟青陵、東京学館新潟は1時間、帝京長岡は10分間、それぞれ試験開始時間を繰り下げた。敬和学園と日本文理は定刻に試験を始めたが、遅れた受験生には面接時間を繰り下げるなど個別に対応した。

 JR新潟駅の万代口改札は午前8時前、通勤通学の時間帯と重なり、運転再開を待つ利用客でごった返した。高校2年の男子生徒(17)は「成績に影響する小テストが受けられなくなるのが心配」と話した。

 火災現場は、新潟市立江南小学校に近い住宅街。周辺にはプラスチックが溶けたような臭いが立ちこめ、消防隊員が消火活動にあたった。近くに住むパート従業員の女性(71)は「消防の放水の音が大きく目が覚めた。黒い煙が上がり驚いた」と声を震わせた。