【MLB】モリーナ、2020年での引退“撤回”も「カージナルスが望むのであれば」

カージナルスのヤディア―・モリーナ【写真:Getty Images】

1年前に2020年での現役引退する意向を示していたが…

 カージナルスの“レジェンド”と称されるヤディアー・モリーナ捕手。2020年シーズンを最後に現役を引退する意向を示していたが、一転、2021年以降も現役を続ける可能性があることを、自ら明らかにした。

 カージナルスの公式サイトは「モリーナが契約終了後もプレー継続の可能性」との見出しで記事を掲載。「2018日米野球」でMLBオールスターとして来日し、その後の12月に左膝の手術を受けたモリーナ。同サイトで「今春、フィールドでのヤディエル・モリーナの時間は限られるが、ベテラン捕手はあと2シーズンの契約終了後もプレーを続ける可能性について話した」とし、モリーナのコメントを紹介している。

 それによるとモリーナは「次の2年間でどうなるか次第だ。もしカージナルスが(契約延長を)望むのであれば、カージナルスとならそうする」とコメント。2004年から15年間、カージナルス一筋でプレーしてきたモリーナは、愛着あるカージナルスから契約延長のオファーがあった場合のみ、引退の意向を“撤回”する可能性を示した。

 手術を受けた左膝の状態について、記事の中で「とても悪かった。長い間膝に悩まされた。昨年は今までで一番辛かった」とし、スプリングトレーニングの集合日まであと3週間と迫った現在でも「50パーセント」の状態だとしている。

 2020年には38歳となるモリーナ。記事では契約延長は「モリーナが今季どのようなプレーをするか次第でこの先が決まるだろう」と指摘する。モリーナは「もしカージナルスが僕を求めるなら、僕は彼らのためにここにいるだろう。しかし、そうでないなら、僕は引退するよ。僕たちは(ワールド)シリーズで勝つために必要なものを持っていると100パーセント確信している。健康でいるように努める。世界に僕たちができることを見せるんだ」と語る。メジャー屈指のスター捕手は、さらにキャリアを積み上げることになるだろうか。(Full-Count編集部)

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