現在ボルシア・ドルトムントで出番を失っている日本代表MF香川真司に接触したと言われているフランスの名門クラブ、ボルドー。
酒井宏樹がマルセイユで活躍しており、トゥールーズには今冬昌子源も加入。注目を集めるフランスに香川真司もやってきたらどうか…。
そこで今回はボルドーに所属した名トップ下を4名紹介しよう。
エンツォ・シーフォ
ボルドー所属:1988~1989年
ベルギー代表の伝説的な司令塔として知られているシーフォ。アンデルレヒト、インテルでプレーした後、初めて契約したフランスリーグのクラブがボルドーだった。
所属したのは1シーズンだったが、ボルドーでは24試合に出場して7ゴールを決めた。その後オセールへと移籍し、さらなるブレイクを遂げることとなる。
ヨアン・グルキュフ
ボルドー所属:2008~2010年
20歳であのACミランに引き抜かれたことで大きな話題を集めたが、イタリアでの2シーズンはグルキュフにとって非常に厳しいものとなった。
そして、ミラノに馴染めなかったことで評価を落としてしまったグルキュフが選んだ新天地がボルドー。ローラン・ブラン監督の下で目覚ましい復活を遂げ、クラブを2008-09シーズンのリーグ優勝に導いた。
その後はリヨン、古巣でもあるレンヌ、そしてディジョンへと移籍していったが、度重なる怪我に悩まされている。
ジネディーヌ・ジダン
ボルドー所属:1992~1996年
カンヌの印象が強いジダンであるが、選手としてその名を世界に轟かせたのはボルドーでの4年間。139試合に出場し、印象的な28ゴールを決めた。1996年のUEFAカップではチームを決勝にまで導いている。
フランスで実力を高めたジダンはその後ユヴェントス、レアル・マドリーで世界最高の舞台へと進出し、大きな活躍を見せていく。
「マルセイユルーレット」と呼ばれる技が有名だが、彼自身はサッカークラブのマルセイユには所属したことがない。
ジョアン・ミクー
ボルドー所属:1996~2000年、2006~2008年
ボルドーで最も象徴的なトップ下といえばミクーだろう。ジダンと同じようにカンヌユースで育成され、そして彼を追うようにボルドーへとやってきた。フランス代表でも同時期にポジションを争っている。
2000年から所属したパルマでは、1シーズンだけであったがあの中田英寿とも同僚になっている。繊細なパスとテクニックで知られた伝統的な「10番の司令塔」だった。
その後ヴェルダー・ブレーメンに移籍してブンデスリーガ優勝を経験し、晩年にはボルドーに復帰。引退後はワイン製造や解説者として活動しつつ、カンヌサッカー協会の会長も務めている。
なお、彼をカンヌでトップチームに引き上げたのは横浜F・マリノス元監督のエリック・モンバエルツだ。