迫力ある龍 天井絵が完成 小値賀・長壽寺

 北松小値賀町前方郷の長壽寺本堂の天井絵がこのほど完成した。柳原貫道住職(32)は「花と、迫力ある龍の絵で見た人に非日常的な空間を感じてもらえると思う」と話す。

 本堂の天井が老朽化していたことから、2015年1月ごろ改修計画が持ち上がった。18年3~10月にかけて工事し、計約80枚の天井絵を新設。今月8日、メインの雲龍図(縦横約3メートル)に、絵の作者で長野県下諏訪町在住の水墨画家、安藤美香さん(38)が目を描き入れ完成した。

 安藤さんは「初めての出産など大切な時期に携わった作品。やりと遂げた充実感を覚えるとともに、ほっとしている」と話した。

 天井絵は午前8時~午後5時の間、鑑賞できる。

完成した天井絵=小値賀町、長壽寺

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