ペップ時代なら考えられない? バルサに揃うビダル&ボアテング、2人の悪童

バルサに加わるボアテング photo/Getty Images

バルセロナは21日にサッスオーロからMFケビン・プリンス・ボアテングをレンタルで獲得したことを発表したが、このニュースに驚いたサポーターもいたのではないだろうか。ボアテングはミランなどでプレイしてきた実力者だが、バルセロナらしくない選手と言えよう。

スペイン『MARCA』も、ジョゼップ・グアルディオラ時代には考えにくい補強だと取り上げている。何よりボアテングはこれまで問題児として扱われてきたところがあり、闘志を前面に押し出すファイタータイプだ。強烈な個性を持っており、グアルディオラ時代なら獲得しないタイプの選手ではないか。

ボアテングだけではなく、今のバルセロナにはMFアルトゥーロ・ビダルもいる。ビダルも強烈な個性を持っている選手で、今季開幕当初は出場機会の少なさから指揮官エルネスト・バルベルデとの衝突も話題となった。ビダルも優秀な選手だが、少しばかり扱いにくい部分があるのも事実だ。

また、ボアテングも昨夏獲得されたビダルも30代の選手だ。これもバルセロナにとっては珍しい判断で、直近14シーズンでは獲得したフィールドプレイヤー63人のうち30歳以上の選手はボアテングとビダルを含め7名のみとなっている。補強方針にも変化が出てきたのは明らかだろう。

ボアテングは中盤からセンターフォワードまで幅広くプレイできる選手で、ルイス・スアレスの代役を務めることもできる。バルベルデがどうボアテングをコントロールしてくるのか、後半戦の1つのポイントとなりそうだ。

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