王様イブラから点取り屋ケインへ移籍のススメ 「何かを勝ち取りたいなら」

トッテナムのケイン photo/Getty Images

トッテナムでワールドクラスのストライカーへと成長したFWハリー・ケインは、毎シーズンのようにプレミアリーグ得点王争いへ絡む存在となっている。しかし、トッテナムではタイトルを獲得できていない。タイトルを獲得できればもっと高く評価されるはずなのだが、トッテナムはあと一歩の差を埋めきれずにいる。

そんなケインに思い切ったアドバイスを送っているのが、現在MLSのLAギャラクシーでプレイするFWズラタン・イブラヒモビッチだ。イブラヒモビッチはインテル、パリ・サンジェルマンなど、数多くのクラブを渡り歩きながらタイトルを獲得してきた。トッテナムに留まっているケインとは対照的なキャリアと言えよう。

英『FourFourTwo』によると、イブラヒモビッチはケインに移籍を勧めている。トッテナムの実力がビッグクラブに比べてノーマルで、タイトル獲得は難しいと考えているからだ。

「イングランドにいる時に彼のプレイを見たけど、彼は良いストライカーだよ。まだ成長しているし、上手くやっている。だが、ビッグクラブでプレイするということは、失礼ながらトッテナムのようなノーマルクラブで良いプレイをすることとは違うんだ。何かを勝ち取りたいなら、変える必要がある。トッテナムは素晴らしいチームだとは思うが、全てを勝ち取るレベルにはない。たとえファンタスティックな監督を抱えていたとしてもだ」

リーグ戦、チャンピオンズリーグ、国内カップ戦と複数のコンペティションを戦うトッテナムは、何か1つに絞った方がいいとも言われている。しかし指揮官マウリシオ・ポチェッティーノは全てのコンペティションに全力を傾けており、ここまでは良いところで終わるという戦いを続けている。ケインを狙うクラブは多いが、複数のタイトルを求めるなら移籍を選ぶべきなのだろうか。

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