ザギトワ選手「復活」の秘密はSNS断ち

故郷で充電

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太田清

47NEWS編集長

太田清

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共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局などを経て2016年より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

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欧州選手権、女子ショートプログラムで演技するザギトワ選手=23日、ミンスク(AP=共同)

 12月のロシア選手権で予想外の5位に終わり、大きな挫折を味わった平昌冬季五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)だが23日、ベラルーシのミンスクで始まった欧州選手権では女子ショートプログラム(SP)で75・00点でトップに立ち「復活」を印象付けた。2連覇を目指し25日に行われるフリーに臨む。 

 ジャンプの回転不足などでやや得点は伸び悩び、完全に満足した様子ではなかったもののザギトワ選手は「選手権に向け入念に準備してきました。細かな点まで、すべてのエレメントを念入りに練習しました」と強調。「ロシア選手権の後、また練習に行くのは少し難しかった。でも、コーチと家族が助けてくれた。すぐに故郷の(ウドムルト共和国)イジェフスクに帰って前向きな感情を“充電”してきました。精神的にも肉体的にも楽になった」と語った。スポルト・エクスプレス紙(電子版)などが報じた。 

 ロシア選手権後に新しい携帯電話を購入したが「そこにはインスタグラムもSNSもなくて、連続ドラマばかり見ていた」と、批判的なコメントやプレッシャーの原因となる発言に満ちたSNSを意識して避けていたことも明らかにした。 

 ロシア・サランスクで行われたロシア選手権でザギトワ選手はSP1位だったもののフリーでは2度転倒して12位に沈み、合計で5位に終わった。表彰台はジュニア勢が独占し、一部メディアでは「若い世代の台頭でザギトワ選手らの時代は終わり」などとも評されていた。 (共同通信=太田清)