バーベキューメインの山荘、鹿沼市がオープン

「前日光あわの山荘」4月から

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4月からオープンする「前日光あわの山荘」

 【鹿沼】入粟野の「台東区自然の村 あわ野山荘」を東京都台東区から譲り受けた市は、4月から「前日光あわの山荘」と名称を変え、これまで同様、宿泊施設としてオープンする。“鹿沼の奥座敷”は和室のゲストハウスほか、ログハウス3棟があり料金は基本1人1泊4千円で食事は付かない。市はバーベキューをメインにした宿泊施設をイメージしている。

 同施設は1977年、台東区が旧粟野町と山村振興事業、社会教育施設として開設。同区民と市内在住、在勤者に限って利用できた。しかし開設から40年以上経過、民間レジャー施設の充実などにより利用者は減少。同区によると年間利用は近年は1400人程度で利用率2割弱、年間1800万円の支出だったという。

 同区はまだ十分使える施設のため2017年2月、市に無償提供を提案。市は前日光地域をアピールできる資源、施設として譲り受けを決め、同区は昨年8月末で閉館した。

 同施設は市営の前日光つつじの湯交流館と隣接。敷地内に粟野川が流れている。野外炊事場、バーベキューハウス、吊り橋などがあり四季趣がある。テニスコート3面は老朽化が激しく、オープンまでに同区が撤去。跡地はキャンプサイトにする構想がある。

 宿泊人数はゲストハウス、ログハウス含め定員41人で利用時間は午後3時から翌日の午前10時まで。スタッフ不足などで食事が提供できない点が最大のネックだが、市は同館のレストラン利用、また食材持ち込みでの調理を提案。これまでも人気のあったバーベキューハウスの利用は1炉1日2千円。市観光交流課は「オープンまでには、かぬま和牛や季節の地元野菜などを利用するセットプランを用意する考え」と話す。

 市街地から距離があり、大自然のおもてなしのほか、魅力ある“仕掛け”が誘客、利用増のカギとなりそうだ。