長身GKの時代はもう終わり!元プレミア守護神の考察がおもしろい

この数十年間で様々な変化が起きてきたサッカー界では、GKの大型化も顕著になってきた。

そうした中、かつてプレミアリーグでプレーしていた守護神が面白い話をしていた。 

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ニューカッスルに長らく所属したスティーヴ・ハーパー。引退した現在はマグパイズのアカデミーでコーチを務めるかたわら、マンチェスター・メトロポリタン大学で勉学にも励んでいるという。

『Training Ground Guru』のインタビューに答えたハーパーは、こんなことを口にしていたという。

スティーヴ・ハーパー

「自分の身長は6フィート1インチ(185cm)ちょっとだった。

私が現役の頃は、(多くの)チームが6’5~6’6(195~198cm)のGKに夢中になっていたよ。

今は形勢が変わりつつある。

195~198cmだと、脳からのシグナルが足に届くまで時間がかかる。6’2(187cm)の領域に回帰しているように見えるね。

私がプレーしていた頃でさえ、ゲーム(スピード)はかなり速くなっていたし、それは続いている。

現在の最高峰の試合におけるフィジカル、アジリティ、スピード、素早く方向を変える能力は驚異的だ。

スポーツ科学、栄養学、そしてピッチの基準さえも、全てがどんどんと進化しており、そのため試合がより速くなっている。

それは続くだろうし、キーパーたちも一緒になって進んでいかなくてはいけないだろうね」

ゲームスピードが速い現代サッカーに対応するためには、体躯が大柄すぎるGKはハンデになりうるということだろうか。大きくても俊敏性があるタイプならば問題ないのかもしれないが…。

では、現役選手で187cmのGKといえば誰なのか。調べてみたぞ。

身長187cmのトップキーパーたちを調べてみたところ、なかなかの面子が揃っていた。

マーク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)

オリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)

権田 修一(サガン鳥栖)

キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)

この他、元ブラジル代表GKジエゴ・アウヴィスやポーランド代表GKウカシュ・スコルプスキ、曽ヶ端準や桐畑和繁も187cmとなかなかの実力者揃い!

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