西武廖任磊が入団会見 巨人戦力外も「声をかけてくれて感謝してる」

入団会見に臨んだ廖任磊【写真:安藤かなみ】

背番号は「50」に決定、年俸は推定600万円

 西武に入団が決まっていた前巨人の廖任磊(リャオレンレイ)投手が24日埼玉県所沢市の球団事務所で入団会見を行った。真新しい西武のユニフォームに袖を通した廖は「ジャイアンツの時は白いユニフォームをあまり着たことがない。いいなと思いました」と晴れやかな表情で語った。背番号は「50」で、年俸は600万(金額は推定)。

 2メートルを超す長身から投げ下ろす力強いボールに加え、打者に向かっていく強気な姿勢が武器だ。2年間巨人でプレーした後、戦力外通告を受け昨年11月のトライアウトを経て西武に入団した右腕は「西武が最初に声をかけてくれて感謝しています。球場で恩返ししていきたい」と決意を口にした。

 新天地で輝くための環境はすでに整っている。入団前には球団と面談を行い「許さん(許銘傑2軍投手コーチ)もいるし、環境もやりやすい。ぜひ来てほしい」と声をかけられた。2人の台湾人選手が在籍し、台湾野球界とも積極的に交流を図っている球団の熱意で入団を決意した。日本の高校を卒業しており日本語でのコミュニケーションに不安はないが、それでも「困ったときには助けてもらえる」と頼もしそうだ。

  会見を終えると早速グラウンドに赴き、自主トレを行っている選手たちに挨拶をすませた。ブルペンでは20球ほどの立ち投げ。「5、6割程度の力で投げました。キャンプに入ったら本格的に投げたい」と話し、目前に迫ったキャンプインに向けて状態を上げていく。

 また、渡辺久信球団本部GMは中継ぎの一角として期待を寄せる。「アメリカでプレーをしたり、台湾で大学を出たりと色々な経験をしている。集大成を見せてほしい」と話していた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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