北日本は低温傾向 東日本も2月上旬は寒い 1か月予報

 

24日発表の1か月予報(平均気温、1月26日~2月25日)。出典=気象庁HP

気象庁は24日、向こう1か月の天候の見通しを発表した。北日本は寒気の影響を受けやすく、向こう1か月の気温は平年並みか低い見込み。一方、沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高い予想となっている。

 週ごとの予報によると、1週目(1/26~2/1)の気温は西日本から沖縄・奄美で高い見込み。特に、沖縄・奄美は29日(火)頃からの1週間ほどは、気温が平年よりかなり高くなるとして、沖縄気象台と鹿児島地方気象台は「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

24日発表の1か月予報(降水量、1月26日~2月25日)。出典=気象庁HP

 
 2週目(2/2~8)は北日本を中心に寒気が南下しやすく、東日本でも平年に比べて気温が低くなる見通し。日本海側を中心に平年に比べて、雪(雨)の日が多くなりそうだ。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多い見込み。3~4週目(2/9~22)の気温は、平年並みと予想されている地域が多いが、沖縄・奄美は平年並みか高い見込み。

24日発表の1か月予報(降雪量、1月26日~2月25日)。出典=気象庁HP

 なお、北日本と東日本日本海側では、気圧の谷の影響や冬型の気圧配置が強まる時期がある見通し。このため向こう1か月の降水量は平年並か多く、日本海側の降雪量は平年並みか多い予想となっている。

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