アジアカップ優勝候補の一角に挙げられている韓国代表では、当然エースのソン・フンミンに注目が集まる。トッテナムで活躍するソン・フンミンは現アジア最高のアタッカーとも言われており、好調時はプレミアリーグのDFでも手に負えない。
しかし、韓国『スポーツソウル』はソン・フンミンの現状を心配している。12月からのあまりにハードなスケジュールにより、コンディション面に不安があるからだ。プレミアリーグは冬に過密日程となるため、主力のソン・フンミンも3日に1試合ほどのペースで出場を続けていた。そこからUAEに飛んで韓国代表に合流し、気候も違う中でアジアカップを戦うのはかなりハードだ。
韓国代表のゲームを含めると、ソン・フンミンは12月から実に14試合をこなしている。それも先日のアジアカップ決勝トーナメント1回戦のバーレーン代表戦は延長までもつれており、ソン・フンミンは120分間フル出場している。疲労が溜まるのは当然で、同メディアはバーレーン戦もソン・フンミンの体は重かったと伝えている。
とはいえアジアカップが難しくなるのはここからだ。ベスト8の相手はダークホースのカタール代表で、ここまでくればソン・フンミンを温存するのは難しい。しかも韓国は司令塔のキ・ソンヨンが負傷で離脱しており、ソン・フンミンには得点からゲームメイクまで幅広い役割が求められている。
カタールは今大会最も勢いがあるチームと言えるが、韓国は上手く切り抜けられるのか。カタールが勝ってもサプライズとは言えないだろう。