SBK:へレステスト初日はヤマハのロウズがトップ。BMWは新型マシンで走行もタイムは非公開

 1月23日、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでスーパーバイク世界選手権(SBK)のテストが2日間の日程でスタート。初日はアレックス・ロウズ(パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム)がトップタイムを記録した。

 へレステストにはSBKライダー16人が参加。テスト初日は終始ドライコンディションで行われたが、気温が低く、冬休み中にへレスサーキットの路面が再舗装されたため、序盤は路面温度が上がるまでピットで待機するライダーが多かった。

 ロウズは、テスト項目を順調に消化し、77周を周回。65周目に記録した1分40秒442で初日トップとなった。

 チャンピオンのジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)は、午前中はピットで待機し、午後2時ごろからコースイン。40周を走り、35周目に記録した1分40秒450で初日2番手となった。

 BMWのワークス体制でSBKに挑むトム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)とマーカス・ライターベルガー(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)もへレステストに参加し走行。しかし、マシンに計測器を搭載していなかったため、ラップタイムは記録されなかった。

 なお、モリワキ-アルティア・ホンダ・レーシングチームはへレステスト不参加となっている。

 へレステストにはSBKライダーに加え、スーパースポーツ世界選手権(WSS)のライダー12人とHRCテストライダーのステファン・ブラドルが2019年型ホンダRC213Vで参加した。

 WSSに参戦する日本人ライダー、大久保光(カワサキ・プセッティ・レーシング)もへレステストに参加。55周を回り、36周目に記録した1分45秒317でクラス5番手で初日を終えている。

 以下、へレステスト初日のタイム結果。

■2019SBKへレステスト初日タイム結果(編集部集計)

Pos. No. Rider Team/Machine Time

1 22 A.ロウズ パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム(ヤマYZF-R1) 1’40.442

2 1 J.レイ カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR) 1’40.450

3 91 L.ハスラム カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR) 1’40.877

4 54 T.ラズガットリオグル ターキッシュ・プセッティレーシング(カワサキZX-10RR) 1’41.001

5 60 M.ファン・デル・マーク パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム(ヤマYZF-R1) 1’41.047

6 33 M.メランドリ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマYZF-R1) 1’41.119

7 11 S.コルテセ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマYZF-R1) 1’41.203

8 7 C.デイビス Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R) 1’41.375

9 19 A.バウティスタ Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R) 1’41.857

10 81 J.トーレス チーム・ペデルチーニ・レーシング(カワサキZX-10RR) 1’41.973

11 36 L.メルカド オレラック・レーシングVerdNatura(カワサキZX-10RR) 1’42.886

12 50 E.ラバティ チーム・ゴーイレブン(ドゥカティ パニガーレV4 R) 1’43.376

13 21 M.ルーベン・リナルディ バーニーレーシングチーム(ドゥカティ パニガーレV4 R) 1’43.973

14 52 A.デルビアンコ アルティア・ミエ・レーシングチーム(ホンダCBR1000RR) 1’45.437

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